桑名市で孤独死が発生。布団・カーペット・畳まで染み込んだ現場の清掃方法を紹介
- 御布団の上で亡くなられていた為、体液の大部分が吸収されていました。
- 一部流れてしまった体液が床を汚染しています。
- カーペットを除去すると畳にも染みてしまっています。
- 畳の汚染状況です。
- ラップングし臭気対策をします。
- 御遺体を運び出した際に体液がこぼれていたりしますが、見逃さずに処置します。
- 御遺族への配慮で汚染箇所が直視出来ぬ様ブルーシートにて目隠しを。
- 畳下の荒板にも一部体液が浸透してしまってました。
- パック簡易消臭の為、臭気対策のRBシート設置です。
- 作業: 特殊清掃(悩むなパック+死臭シート)
- 人数: 2人
- 日数: 1日
- 参考費用: 141,523円(税込)
桑名市の物件で孤独死が…どうしたらいいのか…。
三重県桑名市において、長らく一人暮らしを続けていたお爺さんがいました。
たまに散歩に出かけるところを見かけましたが、ある日を境に急に姿を見かけなくなったのです。
近所の方からも心配の声が上がり、自宅を訪問しても特に反応がない状況です。
そこで、警察に連絡し自宅内部を捜索したところ、布団の上で孤独死という形で発見されました。
死後1か月以上経過し、腐敗が進行してかなりの腐乱臭がまん延し、布団やカーペット、畳にまで染み込んだ状態だったのです。
早急になんとかしなければならないため、不動産会社に勤める私が親類に連絡を取り、清掃作業を行うことになりました。
ただ、あまりに周囲に汚れと臭いが拡散された状況であることから、業界で有名なリスクベネフィット様に依頼することになったのです。
孤独死の清掃依頼はリスクベネフィットなら対応可能
24時間電話対応しているリスクベネフィット様に連絡を取ると、すぐに現場まで駆けつけてもらえました。
夜遅くの要請でもすぐに駆けつけてくださり、とても有難く感じました。
①消毒剤散布
はじめに布団周りに発生している腐乱臭を抑える作業に入っていただきますが、雑菌やウイルスが繁殖している可能性が高く、そのまま作業するのは危険です。
そこで、発生が想定される雑菌やウイルスに合わせた除菌作業が必要となり、消毒液を散布します。
体液を分解するためには加速化過酸化水素を用いた分解が効果的で、安全に体液除去が可能となるそうです。
リスクベネフィット様専用【RB酸水】の散布と【オゾン】を使用した、ダブル除菌を行いながら現状確認をしてくださる点も魅力的です。
②汚染物除去
今回の物件は2階の一部屋が寝室となっており、元住居人は寝室で亡くなられていたようです。
2階という事もあり1階はそこまで厳しい臭気はなかったのですが、体液のほとんどが布団に吸収されている状況でした。
体が傾いた方の床に体液が流れていたため、パイプベットと布団の撤去並びに体液の染みた畳の撤去が行われました。
畳などは撤去後にラッピングし臭気が漏れないよう対策されていたのが印象的です。
③壁紙剥がし
汚染物質を取り除いた後でも、部屋に臭いが残ることが多いです。
これは、主に壁紙に付着した臭いが除去しきれずに残っているためです。
孤独死の特殊清掃では、壁紙の臭気を取り除く方法ではなく、壁紙を張り替えた方がよいと考えられているそうです。
入退去が伴う場合に元々交換予定であった壁紙を剥ぐことにより、工程も早くなり料金も安くなるメリットがあると知りました。
④完全消臭作業
ここからは、完全消臭作業をしていただきます。
ある程度の臭いの発生源と染み込んだ臭いについて、完全除去作業しなければなりません。
臭いの完全消臭作業は、主に超高濃度のオゾンを用いて作業していただきました。
超高濃度のオゾンを使用することで、通常3年程度かかる除去作業が、機械を併用して3日程度で行うことが可能だそうです。
⑤特殊コーティング
根太などに体液が染み込んでいる場合、解体すると多額の費用が発生します。
よって、専門コーティング剤で塞ぎこんで臭いをシャットアウトするのが一般的です。
今回の物件も体液が染み込んでいましたので、特殊コーティングをお願いしました。
このような工程を経て納品された部屋は、臭いが気にならないキレイな状態を取り戻していました。
これで次の貸し出しに向けて動いていけそうです。
リスクベネフィット様、今回は本当にありがとうございました!